ブランドジュリエ Paris 通信 アスティエ 新作発表会とソワレ
アスティエ・ド・ヴィラット 新作発表会とソワレ 1月21日、アスティエ・ド・ヴィラットのソワレに、中川さんのお供として出席しました。 ブランドジュリエ社長の中川麗子さんは、毎年1月と9月の2回、パリへ買い付けにいらっしゃいます。 この時期に開催されるフランス最大のデザイン見本市『メゾン・エ・オブジェ』をチェックするのはもちろん、 パリ市内のショップや特設会場で開催される展示会も視察し、要所要所でオーダーをする中川さん。 その姿を追うリポートが雑誌『ボン・シック』で企画され、取材を担当したのが中川さんとの出会いです。 もう何年前のことでしょう・・・ 体力的にも精神的にもタフでなければこなせないお仕事を、 毎年2回、精力的にかつコンスタントにこなされる中川さんには、ただただ圧倒させられるばかりです。 この日、ソワレのスタート時間に会場に到着すると、まだ招待客の姿はまばら。 フランス人時間、とでも言いましょうか。 アスティエ・ド・ヴィラットのブノワさん、イヴァンさんの姿も見えなかったので、 彼らの到着を待ちつつ、上階に設置された新作の展示を見ることにしました。 「これ、素敵でしょう! 今回いくつか購入しています」 と、早速目を輝かせ、紹介してくれる中川さん。 陶器の照明は、アスティエ・ド・ヴィラットの人気商品の1つです。 「これまでにも取り扱ってきたものに比べて、この新作は大きく、1つで使っても十分な存在感があります」 従来のデザインは小ぶりだったので、いくつか並列して使うよう、おすすめしていたとのこと。 サイズの大きい照明が加わったことで、インテリアの可能性がまた広がります。 他にもオーダーされたのは、指輪のような飾りがついたマグカップ、カラーの絵皿シリーズ、イヴァンさんデザインの新作など。 「アスティエ・ド・ヴィラットの食器は、このブランドならではのデザインはもちろんですが、薄くて薄い手触りもなんとも言えない魅力だと思います。繊細ですよね。でも実はとても丈夫で、チップになる(欠ける)ことはほとんどないんですよ。」 さすが、長年愛用している人の言葉は、具体的で説得力があります! 食器類の他にも、パルファンを吹きかけて使うカードや、お香のケース、ステーショナリーなどもオーダーされたそうです。 ところで、アスティエ・ド・ヴィラットのお香、日本の淡路島で生産されていることをご存知ですか? この日、会場の一角で上映されたドキュメンタリーフィルムには、 現在も手作りでお香作りをする生産者の元を訪ねるブノワさんとイヴァンさんの姿が描かれていました。 中川さんのお話によると、ブランドジュリエのある芦屋と淡路島は、本当に目と鼻のさきとのこと。 なんだか不思議なご縁を感じてしまいます。 さて、新作の展示会場を一回りして、またソワレの会場へ。 ピアノとアコーデオンの生演奏が、ベルエポックのパリへと私たちを誘います。 オレンジ色の照明の向こうに、お友達と熱心に話をするイヴァンさんの姿が見えました。 中川さんとイヴァンさんのお付き合いも、もう10年を超えるはず。 これからもアスティエ・ド・ヴィラットは魅力的なデザインを生み出し続け、 中川さんは日本のみなさんへそれら素敵な品々を届けてくれることでしょう。 私はお2人(ブノワさんも入れて、3人ですね!)の友情を、ずっと見守って行きたいと思います。 それではまた、 ア・ビアン・トー♪ Keiko SUMINO-LEBLANC パリ在住ライター・コーディネーター 日仏語翻訳者 1997年からパリに移住。パリでの結婚・子育てを経てフリーランスライター・コーディネーターとして活躍中。 食とライフスタイルを専門とするジャーナリストとして、フランス、日本の数々の雑誌・メディアに寄稿。 また、翻訳家として単行本も共著。 keiko's paris journal <パリ通信 - KSL> パリのライフスタイルを更新中