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Paris通信

厳選している様子1

2024年8月18日

Paris通信 ベアトリスラヴァルさんの新作コレクションをオーダー

ブランドジュリエ中川オーナーは毎年2回パリに出向き、ご自身の目で見極めた商品を発注しています。 今年1月も渡仏され、いつものようにベアトリス・ラヴァルさんの展示会に足を運びました。 ベアトリスさんとは長年のお付き合いで、とても仲良しです。 側で見ていても、ベアトリスさんが中川オーナーとの再会を心から喜んでいることが伝わってきます。 そして側から見ていると、中川オーナーにとって ベアトリス・ラヴァル展示会の1番の悩みは、「いいものが多すぎること」のように思えます。 今回も頭の中で色々な計算をしつつ、仕入れる商品を厳選されていました。 組み合わせが楽しいトレイ、どれが芦屋のショップに届くのでしょう? ぜひブランドジュリエのInstagramやYouTubeをチェックしてみてください。 画像の可愛いトレイは次回の入荷になります♪ 今回入荷したアイテムはこちらのYouTubeにてご覧いただけます。 いつも中川オーナーのお供をさせてもらっている私は、 ベアトリスさんの色使いと花の生け方に毎回感動しています。 花は、さぞ名のあるフローリストにお願いしているのだろうと思い伺ったところ、 なんとベアトリスさん自らランジス市場へゆき、気に入ったものを購入しているのだそう。 買ってきた花を社員に渡し、ランダムにいけてもらっていると聞いて驚きました。 コレクションの色味とぴったり一致した花のアレンジは、 コレクションの作者であるベアトリスさんが選んだ花だからこそ、だったわけです。素晴らしい! 「切り花は贅沢品だと思いますが、金額以上の満足を与えてくれます。 花があると本当に気分がいいですよね」とベアトリスさん。 展示はどのコーナーも暮らしのシーンを演出した作りになっていて、 見ているだけでインテリアの勉強になります。色使い、柄合わせ、花の存在。 今回は特に、ベアトリスさんお気に入りの壁紙シリーズが充実していました。 壁紙に合わせるライナー(縁取り部分)も合わせて展示してあり、とても参考になります。 展示会場のインテリアにもこの壁紙とライナーが多用されていたので、逃さず撮影しました。 こんなふうに窓枠に壁紙を貼るなんて、 考えもしませんでしたが、実際に使っている様子を見ると本当に素敵。真似したくなりますね! さらりとナチュラルな軽い色と素材のコーナーもあれば、 ぐっと深い色合いでビロードなど重量感のある素材を使ったコーナーもあります。 どちらも甲乙つけ難い魅力。 インテリアは基本、好みで選べばいいのでしょうが、 こうしてみていると、空間自体がインテリアの傾向を選ぶということもあるような気がします。 例えば、奥まった部屋は深い色にした方が、落ち着いた親密な雰囲気をより一層楽しめる感じ。 自然光が入る空間は明るくしつらえ、 暗い空間は無理に明るくしない方がかえって魅力的かもしれません。 そして、カーテンの長さはたっぷり。これは鉄則です! ナプキンやテーブルクロスなど、テーブル周りの小物も登場していました。 ベアトリスさんは「1つの用途にしか使えないもの」がお好きではなく、 テーブルクロスはパレオにしてビーチに活用したり、 首に巻いてスカーフにしたり、と色々な使い勝手を見せてくださいました。 テーブルナプキンは、パニエに結べばかわいい飾りになります。 女性同士の楽しい会話は尽きません。 いつかお二人の暮らしの往復書簡が1冊の本になったら楽しそう、などと想像してしまいました。 それではまた、 アビアントー!  Keiko SUMINO-LEBLANC  パリ在住ライター・コーディネーター 日仏語翻訳者  1997年からパリに移住。パリでの結婚・子育てを経てフリーランスライター・コーディネーターとして活躍中。食とライフスタイルを専門とするジャーナリストとして、フランス、日本の数々の雑誌・メディアに寄稿。また、翻訳家として単行本も共著。

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2024年7月12日

ブランドジュリエ Paris通信 メゾン・エ・オブジェ

メゾン・エ・オブジェ2023 2023年9月7日から11日の5日間、インテリアとデザインの見本市「メゾン・エ・オブジェ」が開催されました。 ブランドジュリエオーナー中川さんのインスタグラムで、チェックされていた方も多いことと思います。 YouTubeのリポート動画もぜひお見逃しなく。 私も現地で中川さんに合流しました。 その際に、今シーズンの変化として気づいたことを中川さんからたずねられ、何があるだろう?と考えている間に、 先に中川さんから 「私はね、前々回はエコ一色だった記憶があるのですが、今回はとてもカラフルになったと感じたの」とのご意見。 確かにそうなのです。 例えば、照明のインスタレーションで印象に残ったこちら。 フランスの吹きガラス工房Fluïdの作品。 続いてこちら左は、デザインウィーク中にオテル・ド・シュリーで展示を行ったuchroniaのコレクション。« Think Pink ! » のタイトルが示す通り、明るい色使いが特徴で、フォルムも70年代モダンのポップ感があります。 右は、やはりデザインウィーク中に開催されたエキシビジョン « Graphisme à Ciel Ouvert »のポスター。 右と左、共通点は「フューチャーパステル」とでも表現したい、ちょっとデジタルな明るい色使い。中川さんが感じ取った「色」も、こういった感じのものだったのではと思います。   このほか、入場バッヂを入れるケースがビニールから紙に変わっていることも、中川さんは指摘していました。 そうなのです!これはメゾン・エ・オブジェだけでなく、食品見本市SIALや、スタートアップとハイテクのViva Technology などなど、あらゆるサロンのスタンダードになっています。 しかも回収して、リサイクルも! 小さなことに思えますが、見本市の規模が非常に大きいので、実際には大きなインパクトがあるはず。とてもいい取り組みだと思います。 ついでに言いますと、段ボールをデコレーションに使ったり、ディスプレイ什器に取り入れたりすることも今では一般的。デパートやスーパーでも目にします。メゾン・エ・オブジェも例外ではありません。 十分おしゃれですし、紙なのでリサイクルもできます。軽いところも便利で、いいことづくし! 最後に、見るとどういうわけか嬉しくなる、丸い照明とインスタレーションを。カフェの照明、丸いランタンですね。 ホールとホールを繋ぐ通路のデコレーションにも、同じランタンが使われていました。 紙製のランタンは、軽くて設置も運搬も簡単だと思います。たくさん重ねると存在感が出るので、ポイントは「重ね使い」かもしれません。   こちらは、白い球体をテーマにしたディスプレーのインスタレーション。 丸いものがたくさん重なると、夢心地になるような。。ちょっと非現実的なムードに、わくわくと心が踊ります。丸いランタンを重ねる使い方は、予算面でも設置の面でも、簡単に取り入れられそうですね。   それではまた、アビアントー!    Keiko SUMINO-LEBLANC パリ在住ライター・コーディネーター 日仏語翻訳者  1997年からパリに移住。パリでの結婚・子育てを経てフリーランスライター・コーディネーターとして活躍中。食とライフスタイルを専門とするジャーナリストとして、フランス、日本の数々の雑誌・メディアに寄稿。また、翻訳家として単行本も共著。

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2024年7月11日

ブランドジュリエ Paris通信 ブロカントの季節

ブロカントの季節 春は大掃除の季節。そしてブロカント、フリーマーケットの季節です。 日本では、大掃除は1年の節目の12月と決まっていますが、フランスでは春。なぜかというと、冬の間締め切っていた窓を全開にして、家全体をきれいにするのにぴったりの季節だから。 大掃除をして出てきたガラクタや不用品は、安く売って処分したいですよね。窓も磨いて、待ちに待った太陽を余すことなく家の中に取り込んで。というわけで、春はBrocante ブロカント、Vide-Grenierヴィッド・グリュニエ(屋根裏の物置を空にする、つまりフリーマーケットの意味)の季節でもあるというわけです。 そんな春の週末、パリ市内を歩けば必ずどこかでフリーマーケットに当たる、というくらいあちこちで開催されています。予定のない週末のアクティビティには嬉しいもの。 今回は、ご近所で開催されていたフリーマーケットの様子をお見せします。雑誌で見る蚤の市の風景とはだいぶ違いますが、パリの庶民の暮らしぶりをご覧くださいませ。 まずはパリ12区Reuilly-Diderotリュイイ・ディドロのフリーマーケット。 ちょっとした街角のスペースを使った、小規模なフリーマーケットです。蚤の市で見るようなプロのスタンドは皆無で、「こんなもの買う人いるのかなー」と首を傾げたくなるような品揃えがほとんどでした。 それもまた良し。掘り出し物に出会えるかもしれませんから。 大理石のテーブルのついたキャビネットや、無垢材のチェストを売るおじさんに値段を聞いてみたところ、チェストは35ユーロでした。安いです。色を塗り直すか、ニスを取り除くかすれば、見た目の印象がぐっとモダンになるでしょう。中に収納もできるし、ベランダに置くのにどうだろう、としばし想像。。。この安さなら、なんの気兼ねもなく外に置きっぱなしにできます。 続いては、Wattigniesワッティニー通りのフリーマーケット。 本当に、大掃除で出た不用品を大処分!という感じ。庶民パワー炸裂で、工事現場の柵まで利用したディスプレーにはびっくりしました。 ここで思いがけない掘り出し物をゲット!ガラスの水差し、2ユーロです。うちには花瓶がなくて困っていたので、これはちょうど良さそう。 早速、こんなふうに使っています。他にも、いろいろな瓶を総動員して。 ちなみに、白くペイントした籐の鏡も中古品で、これはエマウスというチャリティーショップで購入したものです。エマウスはフランス中どこにでもあります。家の不用品を引き取ることもしてくれます。私も子供服やおもちゃ、絵本など、たくさんエマウスに出しました。 エマウスhttps://emmaus-france.org アルファルファを栽培する瓶に、ワックスフラワーを生けて。 隣の瓶は、最近話題のノンアルコールジンです。ヨーロッパでは、アルコール以外の飲み物でアペリチフを楽しみたい、というニーズが高まっていて、いろいろな種類が出回っています。この瓶も、後で一輪挿しになりそう。 最後に、マレ地区のブロカントの写真を。やっぱりマレのブロカントに立つスタンドはおしゃれ。クオリティも全然違います。当然値段も高くなりますが、目的買いで、いいものに出会いたい時は、最初からこういう場を選ぶのが得策でしょう。 家庭の不用品大処分のフリーマーケットは、週末の散歩がてらくらいがちょうど。なんでもブロカント、フリーマーケットのコツは「目的を持って出かけないこと」だそうですよ。   それではまた、アビアントー!  Keiko SUMINO-LEBLANC  パリ在住ライター・コーディネーター 日仏語翻訳者  1997年からパリに移住。パリでの結婚・子育てを経てフリーランスライター・コーディネーターとして活躍中。食とライフスタイルを専門とするジャーナリストとして、フランス、日本の数々の雑誌・メディアに寄稿。また、翻訳家として単行本も共著。

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パリオリンピック

2024年6月16日

Paris通信 パリオリンピック・パラリンピック目前のパリの今

「大丈夫なの〜?」「間に合う?」「本当にできるの?」 ビッグイベントは直前まで不安がいっぱい! Paris 2024オリンピック・パラリンピックも例外ではありません。いろいろな噂が流れています。 先日、日本にいるパリファンの友人とメッセージのやりとりしたところ、 彼女はオリンピック開催期間中のあらゆる規制について、 私と同等の(パリ観光局のウェビナーに参加した私と同等の!)情報をもっていて驚きました。 なんでも、パリ在住日本人YouTuberさんの動画で得た情報なのだそう。日本から集まる注目の熱さを実感しました。 当のパリ市民たちはというと・・・ 元来のあっさりした性格のせいか、淡々と日々を送っている印象です。 昨年の今頃騒がれていた「オリンピック開催期間中は都市機能が完全に麻痺する!」 「だから今住んでいるアパートを貸して、どこかへ避難(バカンス)する!」 「この際だから高い値段で貸す!」ムードも、実際はそこまで、という感じ。 メディアが報じるところでは、オリンピック開催期間中の観光客数・ホテルの予約状況は、通常の-2%なのだそうです。 これは、パリ市観光局のエロディさん(YouTubeをご覧ください♪)にとってはわかりきっていたことで、 オリンピック開催地に必ず見られる現象なのだそう。 そして、翌年以降に大きな観光客の波が押し寄せることも明らかで、 だからこそオリンピックは開催国の経済にとって魅力的なのだと教えてくれたことがありました。 とはいえ、何はともあれ本当に無事成功して欲しいものです。。。 1ヶ月半後にオリンピックを控えた、現在のパリの様子をお届けします。 パリ市民が日常的に利用しているメトロには、こんなふうにピンクで統一した表示が登場。会場までの道案内です。 ピンクの色とシンプルなデザインがしゃれていますよね。 私がよく利用するメトロ8線上には、会場が5つもある模様。 ちなみに、住まいから一番近い競技場は、6線と14線のBercy駅にあるベルシーアレナ。新体操が競われるようです。 徒歩25分ほどの場所でオリンピック競技が競われるなんて、不思議な感じがします。 ベルシーアレナにはかつて、マドンナやジャミロクワイのコンサートに行きました! はなしかわって、パリ2024は公式のお土産グッズがとてもおしゃれです。 私も今年1月、レ・アルのショッピングセンターに登場している公式グッズショップで、ピンを1つ購入しました。 ロゴもいいですが、ハトにしました・笑 ロゴ、といえば、このロゴの意味をご存知ですか? 金メダル、聖火、そしてマリアンヌ(フランス共和国のシンボルである女性)、この3つを表現しています。 そしてParis 2024のフォントは、 100年前のパリオリンピック開催当時に流行していたアール・デコの書体なのだそう。 そういう意味がいちいち素敵! もう1つ、公式グッズショッピングにおすすめの場所は、ギャラリーラファイエット6階にある公式グッズコーナー。 パリのお土産コーナーのすぐ隣なので、魅力的なお土産探しと一緒に公式グッズが購入できます。 免税もしてもらえるし、やっぱりデパートは買い物しやすいです。 開会式のパレードがもし本当にセーヌ川で行われたら、 そのスタート地点は以前私が住んでいた13区のオステルリッツ駅付近だと聞いています。 こんなふうに、「私が住んでいる場所」「住んでいた場所」「会社がある場所」「学校がある場所」等々の、 馴染み深い市民のエリアが、オリンピック・パラリンピックのステージになる。 そう思うと、やっぱりParis 2024はオリンピックの歴史に残る有意義な大会になるだろうという気がしてなりません。 成功しますように! それではまた、 アビアントー!  Keiko SUMINO-LEBLANC  パリ在住ライター・コーディネーター 日仏語翻訳者  1997年からパリに移住。パリでの結婚・子育てを経てフリーランスライター・コーディネーターとして活躍中。食とライフスタイルを専門とするジャーナリストとして、フランス、日本の数々の雑誌・メディアに寄稿。また、翻訳家として単行本も共著。

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2024年4月10日

Paris通信 パリのご自宅を訪問!②

ブランドジュリエのオーナー中川麗子さんが、「色の天才!」と賞賛する ベアトリス・ラヴァルさんのご自宅を、中川さんに代わって訪問の続編です。 ベアトリスさんは、ファブリックブランド「Le Monde Sauvage(ル・モンド・ソヴァージュ)」のデザイナー兼社長です。 キッチンの天井は、なんと黄色! 通常、フランスの住まいは、たとえどんなにエキセントリックな内装でも、天井は白と決まっています。 ジヴェルニーにあるモネの家のように、黄色をキッチンの壁に取り入れる人は多いですが、なぜまた、天井に? 「明るい黄色をキッチンに使いたかったのですが、壁と床をグレーにしてしまったので取り入れようがなくて・・・ じゃあ、天井は? と(笑)。試してみたところ、なかなか悪くありませんでしたよ。」 黄色に塗った天井は、すみれ色がかったベネチアングラスのシャンデリアと相まって、 なんとも個性的な空間を作り出しています。 シャンデリアと同系色のベロアのカーテンもいい感じ。 「カーテンやクッションなど、ファブリックは住まいに色を持ち込んでくれるもので、花と同じです。 だからこそ、ル・モンド・ソヴァージュのファブリックは、豊富な色を提供しています。 家具や壁色と違いファブリックは簡単に取り入れられますから、自由に遊ぶといいと思います。 先日読んだ記事に、『住空間は私たちに残された最後の自由な場所』という表現があって、確かに、と思いました。 外に出れば交通ルールがあるし、マスクをつけたり、必ず決まり事を守らなければなりませんが、 家の中では何をしてもいいのです。もし失敗しても、それは自分の家。誰の迷惑にもなりませんから!」 「キッチンの棚を、私は『台所の本棚』と呼んでいます。キッチンツールはとても美しい。 まさに用の美だと思います。だからこそ、本棚に並べるように見せる収納をして、かつ使いやすいようにしています。 母から譲り受けた大きな陶器や、11歳の娘が5歳から通っている陶芸教室で作ったお皿、 アンティークのポットなど、どれも大切な宝物です。 大切な宝物を毎日使えるなんて、幸せなこと。壊すのが心配だからと仕舞い込むよりも、日々の喜びの方を選んでいます。」 料理好きなベアトリスさんのために、銅鍋などの高価なキッチンツールをプレゼントしてくれる友人もあるそうで、 そういった特別な道具も本当に使っていると言います。飾りで置いているのではなくて・・・ そして極め付けは、イギリス製オーブンコンロ! 「これは私の自慢です!一般的なオーブンともコンロとも違った使い勝手でして、 使いこなすためには段取りが必要です。長時間じっくり調理する料理に最適なのですよ。 お招きをするときも、朝オーブンの中に料理を入れて日中ずっと加熱して、 最後にグリルで仕上げてテーブルに出す、といったことができます。 調理時間中に他の作業を同時進行できる所はとても便利です。」 女性社長で、デザイナーで、3人の娘を持つ母親で、素敵な夫の妻でもある。 そして日々の料理も完璧?! そんな人が存在したなんて! 「好きではないことはしていませんよ、例えば掃除は他の人にお願いしていますから!(笑) 料理は、私にとってはメディテーションのようなもの。 ものすごく集中して料理をした後は、頭がすっきりしています。 フランスでも女性はどうしても多くの仕事を担いがちなので、完璧を目指さないことがうまくいく秘訣かもしれません。 そう思えるのはきっと年齢のおかげですね。若い頃は誰しも頑張ってしまうものですから。」 ところで、お嬢さん作の器。フランスの子供たちにとって陶芸は人気の習い事の一つですが、 こんな風に実際に使ったり飾ったりできる作品は見たことがありません。 「これは彼女曰く『北斎の波』です。ティータイムに焼き菓子を乗せたり、 アペリチフにフィンガーフードを盛りつけたりして使っています。」 彼女もお母さんと同じように、生まれながらのクリエーターなのかもしれません! 続いてはベッドルームへまいりましょう。 リビングのブルーのドアの向こうが、夫婦の寝室です。 ここでもやはり、壁と同じ色に塗ったドアが素敵です。 考えてみれば、どうして今までドアは必ず白だったのか?! 思い込みというのは恐ろしいものです。 ベッドルームの壁は、「オフブラック」と名付けられたFarrow&Ballの黒。 オフホワイトの黒バージョンのような感じで、柔らかな黒です。 ベッドの上にはたくさんのクッションが重ねられていて、クッション、ベッドカバー、シーツ、 どれも素材や色、柄がバラバラ。 色選びのアドバイスとしてベアトリスさんが話してくれた 「悪い色も、悪い趣味もない。ただ調和を見つけるだけ」 という言葉が思い出されます。 この風景こそ、その言葉の生きたお手本です。 「世界中の面白いものを集めていたル・モンド・ソヴァージュ創業当時のブランド理念を、今も大切にしています。 どこか遠い国から持ってきた不思議な色や素材は、本当に魅力的です。 それをいつもの生活の中に差し込むと、意外な面白みが醸し出されることがあります。 ダイバーシティを大切にして、頭を固くせず、文化や習慣の違い、考え方の違いを楽しめたら、 生活はもっと素敵になるのではないでしょうか。」 ベアトリスさんが提供しているのは単にファブリックではなくて、 人生を豊かにするフィロゾフィーだ。彼女を訪ねて、そう感じました。 ベアトリスさんによるカーテン、クッション、壁紙、そしてカーテン用フックなどを、ブランドジュリエは厳選して取り揃えています。 どんなふうに住まいに取り入れられるのか、中川さんが説明するYouTubeおすすめです! クッションの色を一つ、差し替えるだけで、空間の雰囲気がガラリと変わることがわかりますよ。 →ブランドジュリエのベアトリスラヴァル取り扱いページ

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Paris通信 アスティエ・ド・ヴィラットのアトリエへ!

2024年2月25日

Paris通信 アスティエ・ド・ヴィラットのアトリエへ!

2024年1月、今年もフランス最大のデザイン見本市メゾン・エ・オブジェが開催され、 これに合わせてブランドジュリエの中川オーナーが渡仏されました。 この機会に、中川オーナーは必ずアスティエ・ド・ヴィラットの展示会に足を運んでいます。 今回はついに念願がかない、アトリエ訪問をすることに! というのも、今回の展示会の会場が、アスティエ・ド・ヴィラットのオフィス兼アトリエだったのです。 まずはアジアパシフィック圏営業担当者のリカルドさんにご挨拶。 毎回思いますが、アスティエ・ド・ヴィラットでセットしたテーブルの美しいこと! ちなみにここは普段、社員のお昼休憩所なのだそう。 ご挨拶の後、いざアトリエへ! パリ13区にあるパリ市のオフィスビル1階(日本式の1階)が、アスティエ・ド・ヴィラットのアトリエです。 このビルにはパリ市が支援するMade in Parisのメーカーが複数入居しています。 アスティエ・ド・ヴィラットは1階のアトリエの他、 上階にオフィスと先ほどのお昼休憩所、さらに小アトリエがあるので、 かなりの面積を使用していることになります。 パリ市にとっても重要なブランド、ということなのでしょう。 陶器づくりはまず土から。 独自の調合で土を整え、形成し、乾燥させて。その工程全てが手作業です。 チベットからの亡命者支援の意味で、彼らを積極的に雇用していることは、 アスティエ・ド・ヴィラットファンの間では有名な逸話だと思います。 「もともと手作業の文化が根付いた土地から来た人達です。 丁寧に仕事をしてくれますから、私たちもとても心強いのですよ」と、リカルドさん。 作者一人一人が持っている自分の刻印も、このブランドのファンにはよく知られているところ。 リカルドさんが一例として、手に取って見せてくださいました。 十分に乾燥させた後、素焼きの工程へ。 高温でしっかり焼き締めるからでしょうか、アスティエ・ド・ヴィラットの食器は丈夫ですよね! 見学の最後に規格外製品を割る作業を体験させてもらったのですが、 両手で放り投げた大プレートが、ヒビ一つ入らず無傷だったのには驚きました。 どういう陶器なんだろう、と思います。こんなに繊細に見えるのに。 素焼きの後、釉薬をつけてからもう1回、大抵の場合は2回、焼いて完成。 ただし、この工程は極秘で、撮影はさせてもらえませんでした。 1つ1つ、気の遠くなるような工程と手間、時間をかけて、 丁寧に仕上げられるアスティエ・ド・ヴィラット製品の裏舞台を、もっと見てもらったほうがいいのでは? そうすれば値段が高いなんて誰も思わなくなるはず、と思うのですが、 「アトリエ取材を受けるたびに、必ずコピーされるので。。」とのリカルドさんの説明でした。 「それに、裏舞台を見せずとも、 どれだけの手間がかかっているのかは、皆さんよくご存じなんですよ」とも。なるほど。 アトリエの一角にある、活版印刷のアトリエ。 ここで、あのかわいらしいカード類が印刷されているのです。 タイポグラフィー好き、紙好きにはたまりません。 こういう古き良き工房の姿を守ってくれるところも、 アスティエ・ド・ヴィラットの素晴らしいところ。 こちらは、節子クロソフスカ・ド・ローラさんのアトリエ。 ここにちょくちょくいらしゃって、制作活動をされているのだそうです。 パリ13区のこの場所に、かの節子さんがいらしていたとは! スイスのグラン・シャレから、お出ましになるのですね。。。 季節を先取りしたミモザのブーケが、甘やかないい香りを放っていました。 アトリエを一通り見学した後に、新作展示を見せていただきました。 サブレで有名なポワラーヌとのコラボマグがあったりして、 何度寄せていただいても新しい発見があり、楽しいです。 そして何度見ても、アスティエ・ド・ヴィラットの美学は素晴らしい! そう痛感するのでした。 中川オーナーが厳選したセレクションを、ぜひブランドジュリエのショップでご覧になってくださいませ。 目利きは何を選んだのか? どうぞお楽しみに! それではまた、 アビアントー!  Keiko SUMINO-LEBLANC  パリ在住ライター・コーディネーター 日仏語翻訳者  1997年からパリに移住。パリでの結婚・子育てを経てフリーランスライター・コーディネーターとして活躍中。食とライフスタイルを専門とするジャーナリストとして、フランス、日本の数々の雑誌・メディアに寄稿。また、翻訳家として単行本も共著。

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